相変らず調子はよくないけど、何とか生きていられるようなので生き長らえてみる。たまに馬鹿馬鹿しいくらい絶望する瞬間がきて、爆発的に拡散したあと奇妙なほどの静けさに包まれる。時々緊張が高まってがくがくと躯が震えることがあっても、しばらく我慢すれば平気だと云い聞かせて過ごせば、何とかなるものだとまた確認。
だけど、電車を降りてから気持ち悪さにへとへとになっている自分に気付いた時には、ちょっと愕然とした。やっぱり平気なんかじゃない。眩暈がする吐き気がする自分を何とか騙し騙し運んで、やっとのことで身を横たえましたとさ。
